フィラリアが心臓の内部に寄生。蚊が媒介して、犬から犬へと感染。

 フィラリア症とは、フィラリア(犬糸状虫という寄生虫)が、心臓の内部に寄生することで起きる病気です。 蚊が媒介して、犬から犬へと感染します。

 フィラリアの感染経路は少々複雑です。フィラリアの成虫が寄生しているからといって、すぐにフィラリア症の症状が出るわけではありません。

◆成虫が血液中に子虫を産む
  フィラリアの成虫はまず、犬の心臓の中に寄生し、ミクロフィラリアという子虫を血液の中に産み付けます。
   
◆蚊が血を吸う時に子虫が体内へ
  アカイエカ等の蚊が、犬の血液を吸う際に、このミクロフィラリアも一緒に吸い込むことになります。
   
◆蚊の体内で子虫が成育
  蚊の体内に入ったミクロフィラリアは、蚊の中である程度発育していきます。
   
◆蚊が血を吸う時に犬の体内へ
  発育したミクロフィラリアを体内に持っている蚊が犬の血液を吸う時、この発育した子虫が犬の体内へ送り込まれて寄生します。犬の体内に寄生した子虫は、2〜4カ月の間に、皮膚などで発育して血管に入り、心臓に移動して右心室と肺動脈あたりで、太さ1ミリ、長さ20センチの成虫になります。
   
◆そして、フィラリア症発症!!!
  フィラリア症は、フィラリアの成虫が、寄生している右心室と肺動脈に傷をつけたり、成虫がたくさん寄生し、からんで球状になり血液の流れを妨害することで、うっ血性の心不全を起こします。
こんな症状が現れたら注意! フィラリア症かも・・・・・・

 軽症の場合は、少しずつ症状が現れます。蚊がいる時期になると、心臓に寄生するフィラリアがだんだん増え、最初の症状である「乾いたせき」をするようになります。この時期が長くなり慢性化すると、せきが激しくなり、せきをする時間も長くなったり、せきがひどくなると吐くこともあります。

 フィラリア症の症状でもうひとつ特徴的なのが「腹水」。腹部がどんどん大きくなっていきます。
 この状態が続くのが「慢性フィラリア症」で、こうのような症状が急激に襲ってくるのは「急性フィラリア症」です。
 「急性フィラリア症」は、右心室に寄生していたフィラリアが、右心室を越えて右心房に移動し、右心室と右心房の間の「三尖弁」と呼ばれる弁が閉じなくなって起こります。激しい呼吸困難が起きて動けなくなります。時には、茶色の尿を出すこともあります。

どうしたらいいの? 予防できるの?
 毎年、蚊が出る時期になったら、月に1回ミルベマシンAやシステックなどのフィラリア予防薬を飲ませることをおすすめします。

◆注意したいのは、
薬を与える前に、必ず犬の体内のミクロフィラリアの有無を確認すること
です。
(既にミクロフィラリアに感染している犬に予防薬を与えると、ショックなどの副作用が現れる可能性があるからです。)
 このため、フィラリアの予防薬は、必ず獣医師の処方が必要です。
フィラリア症!!

投薬(使用)日やメールアドレスなどの変更が、
いつでも自由にご自身で行えます。
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